経営強化プラン
経営強化プラン
(R4.3月に策定した新中期経営計画を経営強化プランへ改訂)
当院は、これまで「市立芦屋病院改革プラン(平成21年度~平成25年度)」や「市立芦屋病院中期経営計画(平成26年度~平成28年度)」に沿って、運営形態の変更や病院更新築工事、診療機能の充実をはじめとした経営改善に取り組んでまいりました。
平成29年度からは、総務省より示された新たな公立病院改革ガイドラインをもとに、「市立芦屋病院新改革プラン(以下、「新改革プラン」という。)」を策定し、地域医療構想を踏まえた当院の役割を明確にするとともに、市の地域包括ケアシステムの実現、経営改善に向けた様々な取組を進めてまいりました。
しかしながら、令和元年12月に中国湖北省武漢市で端を発した新型コロナウイルス感染症の拡大により、人々の生活様式、医療を取り巻く環境は一変しました。当院においても新型コロナウイルス感染症のパンデミックから市民の命と健康を守るため、公立病院として求められる役割を果たしてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症は現在も収束の気配を見せず、病院経営にとって厳しい状況が続いています。
このような状況の中、令和4年3月に総務省より新たなガイドラインとして「持続可能な地域医療体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」(以下、「経営強化ガイドライン」という。)が示されました。
経営強化ガイドラインでは、持続可能な地域医療提供体制を確保するため、限られた医師・看護師等の医療資源を地域全体で最大限効率的に活用するという視点を最も重視し,公立病院の経営を強化していくことが重要とされており、そのためには、地域の中で各公立病院が担うべき役割・機能を改めて見直し、明確化・最適化した上で、病院間の連携を強化する「機能分化・連携強化」を進めていくことが必要とされています。
また、新たな経営強化の為の取り組みとして「医師・看護師等の確保と働き方改革」、「新興感染症の感染拡大時等に備えた平時からの取組」が追加されており、各公立病院はこれらを踏まえた経営強化プランを令和5年度までに策定し、更なる経営改善に向けて取り組むよう要請されています。
今回新たに策定する「市立芦屋病院 経営強化プラン」では、当院の基礎となるがん診療、救急医療、生活習慣病などの診療機能の充実を目指すとともに、引き続き、質の高い安心・安全な医療を継続して提供できるよう、地域医療機関との機能分化・連携強化、優れた医療従事者の育成・確保に努めてまいります。また、新興感染症に柔軟に対応するとともに、地域の感染症対策を担う基幹的な医療機関としての役割も果たしてまいります。
開院70周年を経て、今後も市民の健康と生命を守る芦屋市の中核病院として、役割・機能を十分に発揮できるよう、これまで以上に経営改善、経営強化を図ってまいります。
市立芦屋病院 経営強化プラン評価委員会
第1回(令和5年7月27日)
第1回 市立芦屋病院 経営強化プラン評価委員会 会議録(PDF:474KB)
第2回(令和6年1月に書面による開催を実施)
第2回 市立芦屋病院 経営強化プラン評価委員会 委員からの質問・ご意見(PDF:226KB)
第3回(令和6年7月29日)
第3回 市立芦屋病院 経営強化プラン評価委員会 会議録(PDF:441KB)