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内視鏡内科・胃がんリスク検診(ABC検診)のご案内

内視鏡内科(自費診療/保険診療)のご案内

ピロリ菌陽性といわれた方へ

胃がんはヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染と深く関わっています。ピロリ菌感染がない人は胃がんになることが少なく、ピロリ菌に感染すると慢性胃炎から萎縮性胃炎になり、さらに腸上皮化生という変化が起こってくると胃がんになる危険性が高くなってくることが知られています。ピロリ除菌により胃がんの予防や感染の防止が期待されるため、ピロリ菌に感染している場合、除菌治療が推奨されています。

内視鏡内科では、ピロリ菌に感染しているかどうかの検査をおこなったり、ピロリ菌に感染している場合の除菌治療をします。費用は公的医療保険が適応されませんので全額自己負担となります。料金設定は検査や治療内容により異なります(ただし保険適応疾患での除菌と判断された場合は保険診療となります)。

ピロリ菌の検査や除菌治療を受けてみたかったが、なかなかその機会が無かったという方はぜひ受診して下さい。またご自身が保険診療か自費診療治療かが不明な方、ピロリ菌除菌をすべきかどうか悩んでいる方なども歓迎いたします。

自費診療対象となる方

  1. 胃がん予防のためピロリ菌の除菌治療を希望される方
  2. ピロリ菌に感染しているかどうか調べたい方
  3. 他の医療機関や人間ドックでピロリ除菌を勧められた方

保険診療対象となる方

  1. 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療を受けているか治療経験のある方
  2. 胃MALTリンパ腫
  3. 特発性血小板減少性紫斑病
  4. 早期胃癌に対する内視鏡治療後の方
    (保険適応ですので消化器内科を受診されるか、または当外来において保険診療で治療いたします)
  5. 内視鏡検査において胃炎と診断された方

対象外の方

  1. 現在、胃がんを治療中の方

診療料金および診療日など

公的保険が適応できない場合は自費診療となりますので、全額自己負担です。
自費診療の場合は他の科と同じ日に内視鏡内科を受診することは出来ません。
また、内視鏡内科と関係のないお薬を処方することは出来ません。  
保険適応疾患で治療が可能な場合はその限りではありません。

自費診療の診療料金は以下のとおりです(税込み)

ピロリ菌感染の診断のみ 9,676円
ピロリ菌の感染診断と除菌治療 18,333円
ピロリ菌の除菌治療のみ 11,713円

注1) 2と3は治療後の除菌判定の検査料を含みます。
注2) 院外処方ですので除菌治療に必要な薬代が別途必要です。

診察日など

診察日
及び
診療時間
火曜日・木曜日の13時30分~15時(休診日を除く)
※事前に予約をお願いします。
予約窓口 0797-31-2156 医事課 検診担当
予約受付時間 9時~17時(休診日を除く)
担当医 消化器内科 竹田 晃
(日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医)
受診する時に
持参するもの
  1. 健康保険証(保険適応となる場合がありますので、念のためお持ちください)
  2. 以前ピロリ菌の検査を他院で行ったことがある方は、結果のコピーをお持ちであれば持参して下さい
  3. いつも服用している内服薬がある場合は薬名が分かるリストまたは薬手帳

なお、除菌終了まで4~5回通院していただくことになります。ご了承ください。

胃がんリスク検診(ABC検診)のご案内

高齢化社会を迎え、日本人男性の2人にひとり、女性の3人にひとりががんになる時代が来ました。がんになることはもはや特別なことではありません。しかし早期に発見できれば内視鏡治療など低侵襲治療を受けられ、完治する可能性も高くなります。

胃がんの早期発見するためには検診を受ける必要があります。胃がんに現在なっているかどうかは胃レントゲン検査や内視鏡検査を受けなければ診断できません。しかし胃がんになりやすいかどうかは個々人で異なるので、予め自分が胃がんになるリスクが分かっていれば、内視鏡などの検診をどれくらいの間隔で受ければ良いのかの参考になります。

胃がんはヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染と深く関わっています。ピロリ菌感染がない人は胃がんになることが少なく、ピロリ菌に感染すると慢性胃炎から萎縮性胃炎になり、さらに腸上皮化生という変化が起こってくると胃がんになる危険性が高くなってくることが知られています。そこで簡単な血液検査でピロリ菌の感染の有無と胃粘膜萎縮の度合いを示すペプシノゲンを測定することによって胃がんになるリスクを調べる検診(ABC検診)があります。

あなたも胃がんになるリスクを検査してみてはいかがでしょうか。

対象となる方

20歳以上の方(特に40歳以上の方にお勧めします)

対象外3の方

  1. 明らかな上部消化器症状があり、胃や十二指腸の疾患が強く疑われる方
    (保険適応ですので、消化器内科を受診してください)
  2. 食道・胃・十二指腸の疾患で治療中
  3. 胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬)服用中もしくは2ヶ月前以内に服用していた方
  4. 胃切除後の方
  5. 腎不全(目安:クレアチニン値が3mg/dl以上)の方

検診の受付・料金など

申し込み 外来棟4階 初診外来受付
(午前8時30分~午前11時30分、午後0時45分~午後2時)
料金 4,950円(任意検診ですので全額自己負担です)

食事は関係ありません。検診の結果は郵送でお知らせします。

胃がんリスク検診(ABC検診):よくある質問と回答

Q.検診の申し込みは?

A.外来棟4階 初診外来受付で「ABC検診」または「胃がんリスク検診」を希望する旨、申し出てください。

Q.検診方法は?

A.簡単な採血による血液検査です。受診の必要はありません。

Q.検診費用は?

A.1回の検診費用は4,950円(税込)です。

Q.結果は?

A.2週間以内に判定結果を郵送します。受診の必要はありません。

Q.判定結果について相談したい場合は?

A.郵送された検診結果と保険証を持って受診してください。消化器専門医が対応いたします。

Q.内視鏡による胃がん検診を受けたい場合は?

A.郵送された検診結果と保険証を持って内科を受診してください。内視鏡検査の予約をするか、当日絶食で来院された場合はその日に検査をいたします。なお経鼻内視鏡は予約検査のみです。費用は保険扱いとなります。

Q.ピロリ菌が陽性でした。除菌治療を受けたいのですが?

A.ピロリ除菌治療は保険診療になる場合と自費診療になる場合があります。どちらになるかはご相談ください。どちらの場合も当院で対応いたします。