平成29年度 市立芦屋病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 280 61 99 96 276 262 474 884 1276 534
●定義●
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、年代別に集計
●説明●
退院患者数は当院がその地域において、年齢階級別の患者数が分かる指標の一つです。当院の特徴として、70歳以上の高齢者が63.5%、20歳未満については8.0%に留まっています。もともと通院されていた方や、地域の診療所から紹介された方など様々な方が利用されています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 66 19.68 3.03 87.39
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 21.86 9.52 88.48
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 19.36 0.00 77.45
050140xx99x00x 高血圧性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 9.09 9.09 72.82
0400801499x012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病ありA-DROP スコア2 9 22.33 0.00 89.00
●定義●                                                                              
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
当科は、心不全チームを結成し、主に心不全の急性・慢性期治療を行っています。心不全患者は87歳と高齢者が多く、心房細動、高血圧、肺炎などの疾患も多く診ています。日本循環器学会の研修関連施設として、研修医の教育も行っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 55 5.49 0.00 73.35
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 40 9.83 0.00 73.23
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 31 6.10 0.00 73.35
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 26 5.27 0.00 60.23
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 25 24.80 12.00 86.84
●定義●                                                                             
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
当科は日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会の専門医指導施設に認定されています。消化管分野では内視鏡検査・治療に積極的に取り組んでおり、年間4,500件以上の内視鏡検査を行っています。またカプセル内視鏡、小腸内視鏡の設備もあり、全消化管の診療に対応可能です。胆膵分野では胆膵の内視鏡治療を、肝臓分野では肝炎治療、肝がんに対する肝動脈化学塞栓療法(TACE)、経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)に取り組んでいます。また近年、高齢化に伴う嚥下障害に対して、専門外来を設置し、嚥下機能検査、リハビリテーションを行っています。
糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 99 22.10 7.07 87.06
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 57 12.65 7.02 74.28
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 37 8.22 2.70 69.81
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア1 35 14.86 2.86 87.89
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 17.68 0.00 86.27
●定義●                                                                             
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
当科は若手医師が多数在籍しており、糖尿病、内分泌代謝疾患の後期研修を行っています。また、とりわけ当院患者に多い、高齢者医療を含めた総合内科的診療を行っており、誤嚥性肺炎、腎尿路感染症、めまい等の一般疾患の診療を行っています。糖尿病については年間入院患者82人の実績があり、インスリン、GLP-1受容体作動薬といった注射療法や各種糖尿病治療薬による内服療法を中心に幅広く診療しています。甲状腺疾患についても外来診察を中心に診療しています。また平成30年度から新たに始まる新専門医制度にも対応するように準備しています。
血液腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 26 18.77 3.85 78.38
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 26.21 14.29 83.43
130060xx97x00x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 23.00 0.00 80.69
130020xx99x4xx ホジキン病 手術なし 手術・処置等24あり 12 26.50 0.00 84.17
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 11 14.64 0.00 66.91
●定義●                                                                             
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
当科は血液疾患および固形癌を臓器別の診療科では無く、一つの診療科で治療している点が特徴です。今年度は血液疾患では悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫)、固形がんでは婦人科癌の患者さんが多い結果でした。地域の特性を反映して患者年齢は高齢化の傾向があり、骨髄異形成症候群は常に上位の患者数となっています。治療方針はガイドラインを軸としていますが、患者さんやご家族のニーズに合うように対応することも心がけています。抗がん剤治療を主体とした治療を行っていますが、一般内科の役割も担っており、誤嚥性肺炎の治療も担当しています。また当院は日本血液学会認定研修施設、日本臨床腫瘍学会認定研修施設であり、若手医師が認定医・専門医の資格を取得できる環境にあります。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 51 5.24 0.00 1.92
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 50 5.20 6.00 3.44
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 37 4.05 2.70 5.38
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 31 5.19 3.23 3.19
030270xxxxxxxx 上気道炎 25 4.64 0.00 2.44
●定義●                                                                             
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
当科は芦屋市で唯一小児が入院できる医療機関です。2次救急医療機関として芦屋市や西宮市、神戸市等のクリニックからの紹介、入院対応を行っております。入院する疾患として流行性疾患(ウイルスによる気管支炎や肺炎、及び感染性胃腸炎など)が多いのが特徴です。近年の核家族化進行のため長期入院が困難な方が多く、早期治療、早期回復を意識して行っております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 26 10.04 0.00 61.96
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 24 8.21 0.00 30.67
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 21 2.48 0.00 65.05
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 19 8.68 0.00 55.21
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり 19 2.16 0.00 60.16
●定義●                                                                             
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
当科では低侵襲手術として腹腔鏡手術を数多く導入しており、胃癌、大腸癌、胆石症、ヘルニア等の一般疾患のみならず、急性虫垂炎、腸閉塞、腹膜炎等の緊急疾患に対してもほとんどの症例で腹腔鏡手術を行っております。従って高齢者の多い中、できる限り患者さんの負担を軽減し、より安全な手術治療をすることに努めております。また外科専門外来として乳腺専門外来、下肢静脈瘤外来、肛門専門外来を開設しておりそれぞれの疾患に対する専門治療を実施しており、手術については患者さんの要望に対応して日帰り手術など短期入院の手術も実施しております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 手術なし 78 20.58 11.54 83.64
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 45 29.36 4.44 78.78
070370xx97x0xx 脊椎骨粗鬆症 その他の手術あり 手術・処置等2なし 44 25.55 9.09 84.98
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 15 14.40 0.00 67.80
070230xx99xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 手術なし 8 27.25 0.00 84.25
●定義●                                                                             
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
当科ではクリーンルームでの人工膝関節手術、内視鏡治療を主体とした膝関節手術を主軸とする一方で、骨粗鬆症の予防と、骨粗鬆症を原因とした骨折の早期治療に全力をあげて取組んでいます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 100 5.76 0.00 46.36
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 91 7.74 0.00 72.95
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 52 4.73 0.00 43.23
120100xx02xxxx 子宮内膜症 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 16 4.94 0.00 40.94
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 13 1.92 0.00 48.31
●定義●                                                                             
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性疾患に対しては、ほぼすべて腹腔鏡手術を行っています。骨盤臓器脱に対しては、非メッシュ手術、腟式メッシュ手術(TVM)、腹腔鏡下メッシュ手術(LSC)など、患者さんの状態に応じて、あらゆる術式に対応しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 12 2.00 0.00 76.00
02006xxx97xxxx 眼の良性腫瘍 手術あり 4 2.00 0.00 74.75
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり 3 2.00 0.00 55.00
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし 2 1.00 0.00 84.00
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 1 2.00 0.00 81.00
●定義●                                                                             
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計
●説明●
当科は高齢者が多い為、眼瞼下垂手術の希望も多くあります。眼瞼下垂は、眼科手術の中では切開部分が大きいため、出血を伴うことが多く、安全のため1泊入院をして頂いております。この手術により視力や肩こりなどが改善するなど、生活の質の向上が認められています。上記以外にこの情報公開の集計対象外のものとして、白内障疾患(水晶体再建術を実施)についても、平成29年度年間で177件施行しており、眼科の主な治療として取組んでいます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 5 3 2 6 14 37 1 7
大腸癌 7 10 42 22 37 34 1 7
乳癌 12 9 9 10 21 25 1 7
肺癌 0 0 4 7 3 18 1 7
肝癌 0 0 0 0 7 13 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、国際対がん連合(UICC)の基準により、初発の5大がんをステージごとに集計
●説明●
胃癌・大腸癌に関しては消化器内科での内視鏡手術の適応となる症例があり、早期での手術が可能となっています。胃癌・大腸癌・乳癌は外科での手術症例もあり、stageⅡあるいはstageⅢの症例も多くなっています。当院では肺癌に関する検査を施行する呼吸器内科常勤医がいないため、肺癌患者に関しては手術適応の無い症例のみを治療しています。StageⅣの場合には、化学療法あるいは緩和医療を中心として治療を行います。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 35 11.89 51.31
中等症 148 17.14 84.47
重症 20 16.25 88.15
超重症 7 18.57 89.00
不明 0 0.00 0.00
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから肺炎の重症度とその平均年齢在院日数ごとに集計
●説明●
患者さんの高齢化に伴い誤嚥性肺炎が増加していますが、市中肺炎も増加し、重症率も上昇してきています。当院では肺炎のクリニカルパスを使用し、効率的な治療に取組んでいます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 15 27.07 81.87 9.09
その他 7 31.43 81.29 4.55
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、脳梗塞の患者を3日以内とその他ごとに集計
●説明●
脳梗塞に関しては、高齢化に伴い高血圧、糖尿病、脂質異常、心疾患など複数の危険因子合併による動脈硬化を背景に脱水などを契機とした軽症の脳梗塞が多くみられる傾向にあります。全身状態を考慮しつつ、急性期、亜急性期の総合的な治療と積極的なリハビリテーションを行っています。また、退院後の生活環境の調整、支援の導入、脳卒中再発予防にも力を入れています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K474-3 乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術 36 0.17 2.11 0.00 63.75
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 35 2.97 8.29 0.00 64.89
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 26 1.62 7.04 0.00 68.73
K4741 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) 25 0.08 0.96 0.00 54.60
K6171 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 25 0.72 1.40 0.00 70.32
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計
●説明●
当科では低侵襲手術として腹腔鏡手術を数多く導入しており、胃癌、大腸癌、胆石症、ヘルニア等の一般疾患のみならず、急性虫垂炎、腸閉塞、腹膜炎等の緊急疾患に対してもほとんどの症例で腹腔鏡手術を行っております。従って高齢者の多い中、できる限り患者さんの負担を軽減し、より安全な手術治療をすることに努めております。また外科専門外来として乳腺専門外来、下肢静脈瘤外来、肛門専門外来を開設しておりそれぞれの疾患に対する専門治療を実施しており、手術については患者さんの要望に対応して日帰り手術など短期入院の手術も実施しております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 45 2.60 25.76 4.44 78.78
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 24 4.79 19.88 0.00 84.08
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 14 5.71 25.36 7.14 82.79
K068-2 関節鏡下半月板切除術 11 1.18 10.73 0.00 69.64
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 10 2.70 16.40 0.00 69.50
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計
●説明●
本年度は手術内容が多種になっています。専門領域である膝の人工関節や関節鏡手術と、下肢、上肢の骨折手術に加え、腫瘍切除術なども開始しています。全ての手術において早期手術、早期退院と安全、確実な手術を目指しています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 88 1.00 3.75 0.00 47.73
K802-21 膀胱脱手術(メッシュ使用) 78 1.04 6.04 0.00 72.83
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 65 1.03 2.83 0.00 44.06
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 19 0.95 3.68 0.00 39.00
K872-3 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術,子宮内膜ポリープ切除術 13 0.00 0.92 0.00 48.31
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計
●説明●
子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性疾患に対しては、ほぼすべて腹腔鏡手術を行っています。骨盤臓器脱に対しては、非メッシュ手術、腟式メッシュ手術(TVM)、腹腔鏡下メッシュ手術(LSC)など、患者さんの状態に応じて、あらゆる術式に対応しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 177 0.00 1.05 0.00 78.29
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 12 0.00 1.00 0.00 76.00
K215 瞼板切除術(巨大霰粒腫摘出) 2 0.00 1.00 0.00 43.50
K215-2 眼瞼結膜腫瘍手術 2 0.00 1.00 0.00 68.50
K225-2 結膜腫瘍摘出術 2 0.00 1.00 0.00 81.00
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計
●説明●
眼科の特徴として高齢者の方が多く、手術は白内障が主になりますが、眼瞼下垂などの手術も積極的に行っています。入院施設があるということで、他院からの紹介も多くなっています。紹介患者さんは希望により、なるべく早く紹介元へ戻って頂けるよう努めています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 89 2.34 2.48 2.25 76.87
K654 内視鏡的消化管止血術 12 1.17 23.67 25.00 79.08
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 11 2.27 8.55 0.00 78.27
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 10 2.70 7.00 0.00 72.60
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 8 0.75 5.75 12.50 70.25
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計
●説明●
当科で施行している治療で最も多いのは大腸腫瘍に対するもので、近年は外来での治療比率が高くなっています。また胃・大腸の腺腫や早期癌に対しては内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っています。緊急内視鏡検査では消化管止血術、異物除去、ステント留置も積極的に行っています。
血液腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 13 7.38 13.00 0.00 71.85
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 7 19.43 32.57 14.29 85.71
K654 内視鏡的消化管止血術 4 1.75 17.00 0.00 84.50
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 4 8.00 7.50 0.00 76.00
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 3 36.00 38.00 33.33 77.00
●定義●                                                                               <集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計
●説明●
昨今抗がん剤の種類は増加傾向にあります。内服の抗がん剤も種類は増えていますが、点滴抗がん剤は抗がん剤治療の中心的役割を担っています。点滴抗がん剤には皮膚に漏出すると炎症を起すものや、場合によっては壊死を起すものもあります。治療を継続していくと抗がん剤の漏出リスクも高くなりますので、そういったリスクを回避する目的で埋め込み型の中心静脈カテーテルを留置し、安全に治療が継続できるように工夫することがあります。大腸癌の一部の抗がん剤治療(FOLFOX, FOLFIRIなど)ではレジメンの特性上埋め込み型の中心静脈カテーテル留置が必須なものもあります。当科では患者さんのニーズや疾患の特性からこういった処置の必要性を判断しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 1 0.02
異なる 7 0.17
180010 敗血症 同一 12 0.28
異なる 13 0.31
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 0 0.00
180040 手術・処置等の合併症 同一 15 0.35
異なる 3 0.07
●定義●
<集計期間>平成29年4月から平成30年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、最も医療資源を投入した傷病名が入院の契機となった傷病名と同一か異なるかに分けて集計。症例数を分子、全退院患者数を分母とする。
●説明●
医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなり得ないものの、少しでも改善すべきものとして定義される感染症及び合併症の発生率を示したものです。
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